75歳まで働くのが自分の目標
自分は、75歳まで働くのを目標にしています。 そのことは、機会があれば他の人にも言っています。
「75歳まで働く」と書くと、「75歳まで働かなければいけない」 というイメージを持つ人もいると思いますが、決してネガティブな意味ではありません。 「75歳まで社会に役立つことができる」という意味です。
収入でいえば、自分が働いて得るお金だけで生活できることをイメージしています。 75歳を過ぎても働けるうちは働きたいですが、 おそらく社会に対して役立つことよりも、社会から何かをもらう方が多くなるでしょう。 もちろん、収入はあくまで目安で、収入にならない働き方を選ぶ可能性もあります。
75歳という数字には特に根拠はありませんが、 平均寿命が80歳くらいなので、その-5歳なのと、 将棋の現役最高齢がだいたい75歳1だからです。
75歳まで働き続ける人は珍しくない
ドラッカーは75歳のときに、 「イノベーションと企業家精神」を書きました。 農家や職人の方で、75歳を超えて働く人は珍しくありません。
75歳まで働くための必要条件
75歳まで働くためには、 2つの条件が必要です。
- 働くことは楽しいことでなければいけない。少なくとも「苦痛」であってはいけない。
- 旅行などは「老後の楽しみ」ではなく、「若い時からの楽しみ」でなければいけない。
もちろん、年齢によって、仕事を重視するか、プライベートや家庭を重視するかは違います。 若い時はスキルアップのために仕事に打ち込むのも悪くないし、 家庭を持った時は仕事はそこそこで、家庭を重視するのが普通でしょう。
ただ少なくとも「老後のために今を我慢する」という考えはありえません。
これまでの生き方 | これからの生き方 |
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ある年齢を過ぎたら引退 | 働ける限り、働き続ける |
働く=苦痛 | 働く=楽しみ |
老後の楽しみのために現役時代は我慢 | 若いときから楽しみを我慢しない |
LIFE SHIFTの4.0シナリオ
ここで書いた内容は、LIFE SHIFTの4.0シナリオ(ポートフォリオ型)に近いです。
これは、IT業界で働き続けるが、 余暇の時間を自分への投資に使い、スキルを更新していくことによって、 77歳まで働くことができるシナリオです。
この本には4.0シナリオ(起業家型)や、5.0シナリオも出てきますが、 自分が4.0シナリオ(ポートフォリオ型)をイメージしているのは、 今のところ自己投資だけで十分やっていけそうな感じだからです。
平均寿命が100歳になったら?
75歳まで働くのは平均寿命が80歳から変わらないことをイメージしていますが、 もし100歳まで生きられるとしたら、働く年齢を上げていっても問題ありません。
ドラッカーは亡くなる直前、95歳まで精力的に働き続けました。 自分が心配しているのはあくまで「何歳まで社会に役立つ能力があるか」だけで、 「働く=楽しみ」である以上、何歳でも働きたいです。