辞書: 漢方

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漢方とは

元々は中国由来の医学で、日本で独自の展開を遂げた医学です。 中国でその後展開されたものは中医学と呼ばれることが多いです。

漢方を知るには

漢方に関しては以下の本が一番信用できると思います。

自分がこの本を一番信用しているのは、現代医学と漢方医学のバランス感覚が合っているからです。

例えば、「現代医学と同じように処方すればいい」と考えている医師もいます。 しかし個人的には漢方医学を理解しようとしない人は好きではありません。 とは言え、漢方べったりということもなく、現代医学で治療法が確立しているものは まずそれを受けましょうというスタンスです。

漢方薬はどれくらい有効なのか

個人的な考えでは、漢方薬が効くかどうかは分かりません。 でもそもそも、ほとんどの薬は効いたかどうか分からないです。 はっきり「効いたな」と思うのは、インフルエンザのときに処方されたリレンザくらいです。 もちろん、統計的には現代医学はもちろん、 漢方薬についてもエビデンスがある1ので、効いているはずですが。

でも漢方薬のいいところは、使いやすいところです。 漢方薬を知る前は風邪薬を飲むと抗ヒスタミン薬のせいで眠くなるのにうんざりでしたが2、 葛根湯をメインにしてから、眠気に悩まされることがなくなっています。

漢方薬にも副作用があるので安全とは断言できませんが、 全体的には少ない方なのと、値段も安めなので、いくつか常備しておくといいと思います。

漢方用語

満量処方

漢方薬には時折、「満量処方」と書かれたものがあります。 これは、漢方薬の処方には上限がありますが、 その処方ギリギリまで詰め込んだものです。

その分効くことが予想されますが、必ずしも満量処方がよいとは限りません。

  • 体が弱いなど、効きすぎてしまう場合がある
  • 他の漢方薬と併用できない


  1. はじめての漢方医学にエビデンスが明らかになっている漢方薬の一覧が載っています。ただ、全ての漢方薬、あるいは全ての効能について調べられたわけではありません。 ↩︎

  2. 抗ヒスタミン薬のうち、第一世代は眠気がひどいですが、第二世代は眠気が緩和されています。オロパタジンを処方されていますが、眠気は全く感じません。 ↩︎

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