辞書: 標準型

投稿日: 更新日:

標準型とは

実践ドメイン駆動設計に出てくる用語で、 No.5880(Kindle) 「6.3 標準型を値として実現する」にて 以下のように定義されています。 英語ではそのまま"standard type"のようです。

多くのシステムやアプリケーションでは、いわゆる標準型が必要になる。 標準型とは、何かのモノについて説明するためのオブジェクトで、 その型を表している。モノ(エンティティ)あるいは説明(値)そのものがあった上で、 それを他と区別する。この概念について、 業界で一般に使われている名称があるのかは知らないが、 今までにタイプコードあるいはルックアップなどと 呼ばれているのを聞いたことはある。 タイプコードと言われてもピンとこないし、 ルックアップっていったい何を探すの? 私が標準型という呼び名を好むのは、そのほうが内容をきちんと説明しているからだ。

なんのこっちゃという感じですが、 「タイプコード」という言葉はリファクタリングにも出てきます。

この本では「血液型」や「職種(エンジニア、営業、マネージャ)」が 例として挙げられています。これで想像が付くとは思いますが、 有限個なら標準型を使うのがいいと思います。

当時はJavaのバージョンが古かったのですが、 いま実装するなら、enumが一番自然だと思います。