マニュアル: Homebrew

投稿日: 更新日:

formula

Homebrewでは、パッケージのことをformulaと呼びます。 formulaは数学の式というよりは「調理法」のようです。 manを見るとformulaeという単語が出てきますが、 これは、formulaの複数形です。

基本的なコマンド

以下のコマンドでは、パッケージ名をFORMULAとします。

  • Homebrewのアップデート: brew update
    • Debian系におけるapt-get updateと同じようなものです。
  • インストールされているパッケージをリスト表示: brew list
  • パッケージのインストール: brew install FORMULA
  • パッケージのアップデート: brew upgrade FORMULA
  • パッケージの検索: brew search text
    • brew search /text/ とすると、正規表現が使えるようです。

削除

  • 依存関係がないものをリスト: brew leaves
  • パッケージの削除: brew uninstall FORMULA
  • パッケージの削除(全バージョン): brew uninstall --force FORMULA

クリーンアップ(古いバージョンを削除)

  • dry-run: brew cleanup -n
  • 削除実行: brew cleanup

アップデート

Homebrewのパッケージは、Gitによって管理されているので、これをfetchするようです。 こんな感じで、Gitリポジトリが見つかりました。

複数バージョンの共存

  • 切り替え: brew switch FORMULA VERSION

実現方法

導入されたパージョンは、/usr/local/Cellar/FORMULA/VERSION 以下に格納されます。

$ ls /usr/local/Cellar/hugo/
0.35	0.36.1	0.37.1	0.38.2	0.39	0.40.2

そして、 /usr/local/bin/ 以下にシンボリックリンクを作成しています。

ls -l /usr/local/bin/hugo
(略) /usr/local/bin/hugo -> ../Cellar/hugo/0.40.2/bin/hugo

これにより、複数バージョンをインストールして、切り替えることが可能になります。

古いバージョンを使用したいとき

homebrew-cask-versionsで対応している場合があります。

使い方は以下の通り。

brew tap homebrew/cask-versions
brew cask install <パッケージ名>

それ以外の場合は例えば以下のようにします。

  1. 古いバージョンのFormulaを探す
  2. brew unlink hugo
  3. brew install 「1のURL」
  4. brew install hugo

公式サイト

外部サイト