過激派とは
決して味方にしてはいけないものです。
過激派を味方にすると、穏健派が遠のく
ORIGINALSのNo.2595(Kindle)「「誰と組むか」が勝敗を決める」に過激派を味方にしたことで、 失敗した例が取り上げられています。 ここで出てくる「トレイン」というのは 実業家の「ジョージ・フランシス・トレイン」のことです1。
婦人参政権運動では、ここで**「わずかな違いに生じるナルシシズム」**が、 ネックになった。
アンソニーとスタントンが一八六七年に人種差別的なトレインと手を組 むと、ストーンはトレインの婦人参政権への支持に関して、 「現段階で婦人参政権に懐疑的な人たちはみな、 これで婦人参政権はダメだと思うだろう」と記している。
(中略)
トレインとの同盟はダメージになった。カンザス州は婦人参政権をはじ とり入れる州になるはずだったが、投票で負けてしまった。それに黒人 参政権の提案でも敗北を喫した。
内部の人間の多くが、この二つの敗北はトレインと同盟を組んだことにと あると考えた。
この失敗した例はさらに続きがあるのですが、結論としては、 この直後にあるように、 「外部の人間にとっては、グループの代表者とはもっとも極端なものの見方をする人」 で間違いないと思います。
まあ、代表者と面識がないような支持者が暴れていても気にしないのですが、 今の日本でもよくある話です2。
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MIAUとか。 ↩︎