辞書: 詰将棋

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詰将棋とは

将棋のルールを使ったパズルです。

有名な詰将棋(集)

将棋無双・将棋図巧

2つ合わせて「詰むや詰まざるや」というタイトルで本になっています。

米長邦雄永世棋聖が、 「200題全部解けば四段になれる」と言ったことでも有名です。 「勉強の仕方―頭がよくなる秘密」p112「第二章 才能を開花させる秘訣」に以下のように書かれています。

羽生 以前、米長先生の本で『詰むや詰まざるや』の二〇〇題を全部解けば 四段になれるという話がありましたね。ちょうど自分が奨励会に入会した頃です。 みんなやっていて、私もやったんです。

あれをすべて自分の力で解ければ、いろいろ理論的なことが身につく ということもあるんですけれども、もっと大切なことが隠されていますね。 実は、それ以外のことを試されるというか、試験されるようなものなんです。

私の場合、最初一二歳ぐらいから始めて、二〇〇題全部を解くまでに 六、七年かかっているんですよ。途中で中断したりしているんで……。 それで、終わってみて気づきました。技術がつくんじゃなくて、 この難解な詰将棋二〇〇題を何年もかけて解く情熱とか熱意があるから、 つまり、そういう将棋への思いがあるから、プロになれるんだなと。

米長 十代でそれを悟るとは、やっぱり、さすがだね。

この「米長先生の本」というのは脚注に書いてありますが、以下の本です。

ただ、この本には、ハッキリとはタイトルは書いていません。 p499「2章 集中力をどう持続するか」以下のような感じで書かれています。。

実力がつくかつかないかは、 自分が本当に"これだな"と気がついたやり方で精進するかどうかで決まってくる。 子どもの時に、一年でも早くそのやり方に気がつくかどうかが、 重要なポイントとなるのです。 それを気づかせるために一番よい方法は、詰将棋をやらせることです。 一〇〇手でも二〇〇手でも――もっと長いものでは数百手にも及びますが、 こういった詰将棋を解かせます。 自分一人で詰将棋を解く場合には、いっさい他人の力を借りていません。 作った人と自分とがいるだけ。一二三手詰めなら一二三手詰めを詰めて、 ああ、「自分の力だけで一二三手を読み切ったのだな」と思う。 このまじり気のない純粋な戦いが、詰将棋のよさです。 答えが明らかだし、自分の力だけでその答えを出した充足感が、 将棋の勉強に格好の刺激剤となります。

ハッキリとは書いていませんが、「長いものでは数百手にも及びますが」と 書いているので、将棋図巧を指していることには間違いありません。

ミクロコスモス

世界最長手数の1,525手の詰将棋です。

ベン・ハー

内藤國雄九段のが同名の映画に感動して作ったという詰将棋です。 このベン・ハーは、以下の書籍に載っています。

驚愕の曠野

同名の小説がタイトルの元ネタと思われるため、 読みは「きょうがくのこうや」だと思います。

この詰将棋は「裸玉」と呼ばれる、盤上に玉1枚だけの詰将棋です。 しかも、玉の位置が初期位置の△5一にあるものです。

この詰将棋の凄さを知るためには、以下のページにアクセスして、 最後までスクロールしてみてください。 膨大な変化手順に( ゚д゚)となるでしょう。

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