辞書: 傍観者の時代

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傍観者の時代とは

ドラッカーの著書の一つです。

ラインホルト・ヘンシュとは誰か?

第8章 怪物ヘンシュと小羊シェイファーの運命という章に以下の記述があります。

ヒトラーのドイツが崩壊したとき、『ニューヨーク・タイムズ』の小さな記事が私の目を引いた。 「ナチス・ドイツの重要戦犯として手配中のラインホルト・ヘンシュが、 フランクフルトの廃墟の地下室でアメリカ軍による逮捕時に自殺した」

この記述を見て、ラインホルト・ヘンシュという人物について検索してみたのですが、 見つかりませんでした。調べてみたところ、ドラッカーが勘違いしたのではと思います1

まず、どういう綴りで書かれているのかを調べたところ、 どうやら “Reinhold Hensch” でした。 でも、それっぽい名前の人はReinhold Hanischという画家くらいでした。

経歴で一番近いのはハインリヒ・ヒムラーのようです。

まあ、この本は1979年に刊行された本なので、 40年以上前の記憶は曖昧になってたんじゃないかなぁと思います。


  1. 詳しくは検証してませんが、ドラッカーの著書でたまに事実関係が怪しい箇所が見つかります。今のように簡単に検証できる時代ではないので、単に勘違いのようですが。 ↩︎