デフレとは
絶対悪です。
絶対悪な理由
2001年とかなり古いものですが、この説明が一番分かりやすいです。 要は、お金がない人、借金をする人に不利で、 お金を持っている人に有利なのがデフレです。
これだけだと理解出来ないので別の言い方をすると、 デフレは「ローリスク、ミドルリターン」を生み出すからです。
世の中、特に金融商品はリスクとリターンが釣り合っているのが基本です。
- 預金: ノーリスク・ノーリターン、
- 債券: ローリスク・ローリターン
- 投資信託(インデックス): ミドルリスク・ミドルリターン
- 個別株: ハイリスク・ハイリターン
でもデフレはその構造を覆します。 預金や債券はリスク以上にリターンが得られるようになります。 なので、デフレはリスクを取らない「資産家」に有利です。
これだけはあってはダメです。
インフレはどうか?
ハイパーインフレはもちろん絶対悪ですが、 インフレは良いとまでは言えなくても、少なくとも必要悪とは言えます。 なぜなら、「理論上は」0%のインフレ・デフレでない状態が良いとしても、 実際にはそれよりプラスになったりマイナスになったりします。
しかし、デフレは絶対悪なので、これだとよくありません。 だから、「絶対にデフレにならない」基準として、 年率1〜2%のインフレが良いとされていると考えられます。
インフレの心配ばかりする人がいますが、 インフレを抑えるのは難しくありません。 むしろ、あれだけ金融緩和しても、なかなかインフレにならない方が正直予想外でした。 まあ、統計上は微妙にプラスなんですけどね。