自分の中でポストモダンを感じさせる発言のクリップとか。
孫 泰蔵×糸井重里 対談「ご近所の社長は、やっぱりすごい人だった。」 - ほぼ日刊イトイ新聞
糸井
(略)
さすがにその真似はできないけど 「科学と詩が自分の中に共存する状態」 というのは、 これからみんながそっちのほうにこう、 ゆるゆると戻っていくのかなぁ、と思うんです。
(略)
孫
ありますね。 だけど本当にそうです。 未来は「変わっていく」というより 「戻っていく」だと思うんです。 科学と詩は、もともとみんなのなかに 両方あったはずで。
「戻っていく」と表現していますが、 昔そのままに戻るわけではないのはないので、 螺旋状に戻っていく感じですね。
その後のこの発言は、この対義語が「進歩主義」なのを表しているかなと。 「細い路地に入り込む」というイメージがちょっとおもしろいと思いました。
糸井
そうですね。 「進んでいく」じゃダメですよね。 「進む」という言葉はなんだか 細い路地に入り込んじゃうイメージだから。 「進む」だと 「一番エクセレントなものを選ぶ」 って思っちゃう。 だけど大事なのはそっちじゃなくて 「もう大動脈まで戻りましょう」みたいな。