辞書: 自分を使って何をしたいか

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自分を使って何をしたいかとは

ドラッカーの言葉です。 断絶の時代p253「第11章 組織社会に生きる」に載っています。

実存に関わる問題

一見したところでは問題は職業と生計の資に関わることだけのように見える。 何をしたらよいかだけの問題に思われる。しかし実際には、 人は社会とその組織に対し責任をもつとの了解がそこにはある。 すなわちいかなる役に立つかである。 さらにそこには人は自らについて責任をもつとの了解がある。

したがって、無数の選択肢を前にした若者が答えるべき問題は、 正確には、何をしたらよいかではなく、自分を使って何をしたいかである。

最後の段落は英語では以下になります。 (「英和対訳 ドラッカー名言集」No.96より)

"What shall I do with myself?" rather than "What shall I do?" is really being asked of the young by the multitude of choices around them.

自分は何で社会の役に立ちたいのか

このドラッカーの表現は正直難しいです。 どちらかと言えば、「キャリアノートで会社を辞めても一生困らない人になる」の p540「1-2 ライフキャリアを構築しキャリアリッチになる」 以下の表現の方が分かりやすいと思います。

私は、人には生まれた以上、社会に対して果たすべき役割や義務があると考えている。 それは、単に税金を払っているというレベルではなくて、 自らの感受性や気づきによって社会をより良くする役割や義務を、 それぞれ一人ひとりが持っているということだ。

そして、ライフキャリアの構築を考える上で、大切なことは 「自分は何で社会の役に立ちたいのか」という視点である。 私は、この社会に生きている以上、 人には「自分は何らかの形で社会に貢献している」という実感が大切だと考えている。 生涯にわたって社会と向き合い、社会と何かを分かち合って、 社会に対する自己存在を確認することが大切であると考えている。

社会に対する自己存在というのは、社会における実存と同義です。

参考文献