多様性と多元性は異なる

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多様性と多元性は異なるとは

個人的にモヤモヤしているのは、 多元性と多様性を似たようなものととらえている人が多いことです。 自分はむしろ逆なのでは?と思っています。

多元性は「独立したものが複数あること」です。

一方で、多様性はdiversityという単語が当てはまります。 その動詞であるdiversifyにはいろいろな訳がありますが、 どれも「広がる」という意味です。

「単一の元が広がりを持っただけ」になる危険性

ちょっと嫌味な言い方をすると、多様性は「単一の元が広がりを持っただけ」とも言えます。

数学で例えると、多様性は実数なのに対して、 多元性は多元数1、例えば複素数のようなものです。 どちらが広いかは自明です。

もちろん「多元性」があっても「多様性」がなければいけませんが、 「多様性」があれば十分だと言うことではありません。


  1. 多元数 - Wikipedia ↩︎

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