辞書: 自主規制

投稿日: ドラッカー

自主規制とは

法律などの強制的なものによらず、自ら規制を行うことです。

自主規制はマネジメントの責任

ドラッカーの「マネジメント(上)」に、以下のように書かれています1。 要は「規制がないからって好き勝手にやって迷惑かけてたら痛い目合うよ」という感じです。 自由と責任は表裏一体ということですね。

コスト増なくしてインパクトを除去できない場合には、 最小のコストと最大の利益をもたらす規制の方法を、 他に先んじて検討することがマネジメントの責任である。 その立法化を図ることがマネジメントの仕事となる。 これまで、企業に限らずあらゆる組織のマネジメントが、この責任をおろそかにしてきた。 彼らの考えは規制のない規制がよい規制というものだった。 しかしそれは、インパクトを事業上の機会にすることができて初めていえることである。

(中略)

「事実、規制がなされないことを期待するのは、都合の悪いときに目をつぶるに等しい。 自動車業界にとっての安全や環境に類する問題は、必ず企業に高いツケを払わせる。 政府の追及、マスコミの批判、産業への不信を招く。その挙げ句は懲罰的な規制である。 今日世論が問題にしていないからといって無視してよいことにはならない。 長期的な見通しをもつマネジメントが将来の危機を回避するためにとる措置に対して、 たとえ世論が無関心だったとしても、言い訳の種とすべきではない。 最終的には企業の悪事とされる。


  1. P.F.ドラッカー『ドラッカー名著集13 マネジメント[上]―課題、責任、実践』第25章 社会に与えるインパクトの処理と社会への貢献、位置No.4959 [return]


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